おはようございます。函館市　龍吟寺　　渡辺　龍哉です。
4日後の9月29日は曹洞宗の開祖であります高祖承陽大師こと道元禅師の御命日です。道元禅師が開かれたお寺に、福井県の大本山永平寺があります。大本山永平寺は修行道場でもあり観光地としても有名な場所です。
永平寺には建物がいくつかありますが、その中で一番古くから残っているものは山門です。この山門には扉がついておりません。入るもの拒まず、去る者は追わずの精神に乗っ取るものです。
今般、日本中でバリアフリーの世界を作ろうと努力していると思います。個人的にも車椅子の方が使いやすいような施設のためにスロープやエレベーターの増設が行われているいるように思えます。
ただ、以前父が車椅子に乗る状態にて一緒に旅行へ行きました。その際に思ったことですが、空港や駅では事前に申し込んだこともあり職員の方に手助けをしていただけました。街中では車椅子を押していると小さな段差にあたり、本人ともども驚きました。普段何気なく歩けたところでも車椅子だと力を入れないと上がれないところもあるのだと実感いたしました。障害のある方でも利用できるようにしているバリアフリー化ですが、実際には使いづらいところもあり障害物はなかなか無くすことはできないのだと感じます。
しかし、心優しい方が手押しのドアを開けたままにしてくれて通るのを手伝っていただけて嬉しさもありました。コロナ禍で人と人との繋がりが薄くなってきておりますが、障害のある方は助けを必要としてしているかもしれません。これから街中で困っている方を見受けたら進んでお手伝いして頂きたいと思います。