南無するところが本当の避難所
法話
2021/04/17
2021年04月17日放送
おはようございます。北海道管区教化センター 小野 隆見です。
曹洞宗では南無釈牟尼仏とお唱えします。
「南無」とは、帰依する、心から信じてお任せするという意味です。
つまり南無釈牟尼仏とは、釈牟尼仏を避難所としてそこに身も心もおまかせすることです。
どんな時でもお釈迦様に南無することを歌った、このような御詠歌もあります。
草の庵に 寝ても醒めても申すこと
南無釈牟尼仏 あわれみたまえ
南無大恩赦主 南無釈迦如来
人生ではいろいろなことが起こり、何をしても、どこに行っても不安な時があると思います。
本当に心から安心してできる避難所、それは「南無」するところにあります。
北海道管区教化センター
小野 隆見
小野 隆見