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葬儀について

法話   2020/01/11
2020年01月11日放送

おはようございます。白糠町 瑞英寺 大嶽俊行です。
新しい年を迎え、皆様いかがお過ごしでしょうか?今日は故人を送る葬儀についてお話を致します。
曹洞宗の告別式では、故人に対してほとけ様の弟子になる儀式を行っています。まずは髪の毛を剃るお言葉を唱え、体を清めます。
次には生前の罪を悔い改める懺悔(ざんげ)を行い、心を清めます。そしてほとけ様の教え、ほとけの道を歩んできた人、すなわち仏法僧を拠り所として、ほとけ様となるための様々な戒(かい)を受けます。戒(かい)とはしてはいけない決まり事です。これらを終えて、ほとけ様の弟子になる準備が整った故人に対して、ほとけ様の元へ導くための言葉を述べます。引導法語と言います。
ほとけ様の教えを説き、悟りの世界へ安心しておもむくために、さらには自らの死に向き合い、この世の未練を断ち切るための儀式でもあります。最後の方では、「喝(カツ)」「露(ロ)」などと、目が覚めるように激しく悟りを促したり、「咦(いぃ〜)」など優しく説いたりします。
この後出棺となり、故人は荼毘にふされますが、たとえお骨になろうとも、故人の思いは永遠に残ります。必ずやほとけ様となり、皆様の近くで見守って下さっているに違いありません。死とは辛く、悲しいことではありますが、決して終わりではないのです。どうかお仏壇に手を合わせ、語りかけてください。そして南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)とお唱え致しましょう。

白糠町 瑞英寺
大嶽俊行

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