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「太陽のように」

法話   2013/12/21
2013年12月21日放送

暦の上では明日は冬至、一年のうちで太陽が昇るのが最も短い日です。 日本の冬至では、カボチャを食べたりゆず湯に浸かったりして風邪などの悪い病気にかからないよう願うのが全国的な風習になっていますが、世界の冬至を調べてみますと、冬至の日を、太陽の力が最も弱まる重大な日とし、その日を無事に乗り越えた、ということで冬至から次の日にかけて夜通しでお祝いしたり、派手なお祭りを開いたりする地域が多くあるようです。太陽の有り難さをよく知っていた先人達が、感謝の気持ちを表した風習であると言えます。
 
電気の普及により、日が沈み真夜中になっても日中と同じ生活が出来るようになった現代でも、太陽がなければ作物は育たず、生きていくことができません。便利な世の中になっても、生きる上で必要不可欠な、自然がもたらしてくれるたくさんの恵みがあることを忘れてはなりません。
 
この太陽の恵みのような自然の摂理の中に人間が善い心持ちで生きていけるヒントがあります。それは、『ただただ善いことをする』ということです。太陽は、毎年同じ時期、ほぼ同じ時間に、必ず東の空から昇り、日の光を照らし、作物を育ててくれます。誰かに毎日東から昇って、と言われているわけでもなく、お礼をして欲しいからやっているわけでもなく、ただ無言で昇り続けます。自然の中に生かされている私達もまた、たとえ誰からも褒められなかったとしても、ただただ毎日黙って善い行いを実践していくのが、真の理に適った生き方なのではないでしょうか。当たり前のようにさえ思える存在の太陽ですけれども、実はとても身近で大事な、大事な存在であるように、多くの人がお互いにそう思い、思われるような人の世の中であって欲しいと切に願います。

南富良野町 金泉寺
児島 龍憲

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