「合掌」
法話
2013/04/20
2013年04月20日放送
皆さんは、普段、合掌はいつされてますか?皆さんが思い浮かぶのは、お寺や神社、お墓に行った時だと思います。
でも、この合掌というものは私たちの日常生活の中でも自然とされているという事に気付いているでしょうか?食事の時を思い出して下さい。食べる前と食べ終わった後にしてないでしょうか?子供の頃に親などに教わったと思います。その他にも、自分や人が助けられた時、仲間などの応援をしている時などいろんな時にされていると思います。
皆さんは、その時何故手を合わせるのでしょうか?それは自分や相手に対し感謝や守って欲しいという気持ちを表現しているからだと思います。それは即ち、仏様やご先祖様に対し救いや感謝を求めている行動でもあるわけです。
日頃、生活しているの中で仏様やご先祖様を思う方は少ないと思います。しかし、私たちは自然と手を合わす事で仏様やご先祖様に対して救いや感謝をお願いしているのです。こうして私たちは手を合わす事により、自分が落ち着きや和らぐ気持ちになれるのです。
私はこの手を合わせる合掌の姿とは、自分の心の姿だと思います。皆さんも合掌される時は、日頃の無事と感謝を仏様やご先祖様により一層思ってされてはいかがでしょう。
札幌市 清泉寺
田村 文英
田村 文英