2012年10月27日放送
おはようの挨拶とともに、今日も新しい一日が始まりました。 皆さんは今日と言う一日をどのようにお過ごしになるのでしょうか。 今日一日が終わった時に「今日はとても充実した良い一日だった」と感じられるでしょうか。 それとも「なんとなくついていない、思い通りに行かない一日だった」と感じるでしょうか。 どのように感じたとしても今日という日は過ぎ、戻ってくることはありません。
お釈迦様はお亡くなりになる前に「世の中のものは全て休みなく移り変っているのだ。 どんな人にも必ず別れの時は来る。だから悔いのない生き方をするために、 せめて生きている間を怠らず努力することが大切だ」というお言葉を残されています。
先日、読んだある本では、一〇三歳のおばあさんが書いたと言う詩に出会いました。 その詩には「生きる毎日が楽しいの。子どもより、夫より長生きさせてもらっているから、 こんだけおいてもろていいのって思う時もあるけど、こんな歳まで生かさせてもらって感謝しています。 自分が生きとるんじゃない。生かさせてもらってるの。今日もまた生かさせてもらって、ありがたいと思い、 合掌。家族との相変わらずな毎日が続きますように」 と書かれていました。
相変わらずな毎日と言うと、変化もなく、つまらないのでは…?と感じてしまう事もありますが、 変わらない毎日を過す事がどれほど大切な事でしょう。 不満ばかり感じてイライラする毎日よりも、悔いのないよう楽しいと感じて過ごす事ができ、 一日の終わりに今日も生かさせてもらって良かったと感謝できる毎日を送れるように、 一日一日をしっかりと目標を持って充実した一日を過ごしていけたらいいですね。
松澤 宗峰