法話

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2010年6月19日放送

法話   2010/06/19
2010年06月19日放送

皆さんはお仏壇に向かってお参りされるとき、両手はどうしていますか?大体の方は、両手を合わせて合掌の形になっていると思います。
では、なぜ、お参りをするときに手を合わせるのでしょうか?
人間の歴史は手の歴史だと言っても過言ではありません。犬や猫のような動物が、人間の手のようになっていたら、その動物の歴史は変わっていたでしょう。 人間は後ろの二本の足で立ち上がって、前の二本の足を、歩くという仕事から解放しました。そして手にしてしまったのです。 人間はその二つの手で、木を切り、山を開き、田畑を耕し、文化を創りあげてきたのです。また一方で、二つの手で、自然を破壊し、相手を傷つけ、戦争をしてきました。
その二つの手を合わせるということは、その両手でやってきたことの意味を深く考えるということです。手のひらを合わせてしまえば、ケンカはできません。だから、手を合わせるということは、祈りの姿なのです。そして、その祈りは平和の祈りです。
仏教をお開きになったお釈迦様は、ヒマラヤのふもとにお生まれになりました。そこの人たちは、朝晩、道で人に会うと合掌して、相手を敬い、相手の幸せをお互いに祈る習慣があって、今でもインドやネパールでは、みんな『ナマステ』と言いながら合掌をして、あいさつを交わします。とても心のこもったあいさつですね。
そしてその習慣が、日本に伝わって、ほとけさまやご先祖さまに合掌してごあいさつするようになりました。 皆さんも手を合わせるときは、その意味をよく考えて合掌なさってください。 その姿こそがほとけさまの姿なのですよ。

札幌市 高正寺
早川 孝雄

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