おはようございます、剣淵町神龍寺　松井大紘です。
今回お話を致しますのは、御縁についてであります。
皆様もご承知の通り、新型コロナウィルスの流行から約一年ほど経ち私たちの生活は一変してしまいました。
多くの事が制限され・自粛され、またソーシャルディスタンス、人と人との距離が離れ、今まで普通に会えていた人にも会うことが大変な状況となってしまいました。
しかしながら、人と人との距離は離れてしまっても私たちは確かに御縁で結ばれております。私たちは誰しも一人きりで生きている訳では御座いません。自分を生んでいただいた両親、沢山の、ご先祖様、友人や知人、世間や社会、そして仏様。私たちは無数の御縁によってこの命を生かせて頂いている、また、私たちは知らず知らずの内に誰かを御縁によって助けながらお互いを生きているのであります。
距離が離れてしまったからこそ、そのことに今一度、思いを馳せる必要があると考える次第です。
このような先が見えない情勢下の中、所詮自粛疲れと訴える方も多くなってきました。
誰しも経験のしたことが無いそれぞれが辛い状況下と思います。
だからこそどうか、相手の立場になる、お互い様と慈愛をもって、優しい気持ちをもって人に接する、それこそが今の状況を良くしていく第一歩と思うのであります。
たとえ今はあえなくともまた笑顔で会える事を祈り、心の手と手を取り合い、もう少し一緒に頑張っていきましょう。
本日のお話は以上でございます。
合掌