おはようございます。由仁町　常福寺　山川　たいじゅんです。
あれは私が高校一年生の時。暇を持て余した私は友人に言いました。
「ねえねえ、ピザって十回言ってみて」
「ん？ピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザ」
「じゃあここは？」私は肘の部分を指差しながら聞きました。
友人は「ピ、ひじ！」とつまずきながらも答えました。
しかし私は「ブー。骨でした。」と言いました。すると友人は、「ちぇっ、何よそれ。そんなこと言うなら、皮でしょうが！」
私のくだらない冗談のせいで、友人と喧嘩になってしまったのでした。

漢数字の一水、四つの見ると書いて、「一水四見」と言う言葉があります。
これは水一つとっても様々な味方があるということです。
私達にとって、水は衣食住すべてに欠かせません。しかし、例えば。大雨になれば、洪水や土砂災害にもなり得ます。もっと日常の部分では、湿気が多いと洗濯物が乾きづらかったりと。水も状況によって様々な味方になります。

先ほどの話ですが、この肘の部分は、骨でも、皮でもあるんですね。
相手の言い分をお互い聞かず、自分の正しさだけを通そうとした。その結果喧嘩になってしまいました。

今、世の中は、「新型コロナウィルス」のことでいっぱいです。これは未知のモノですから不安になるのも無理はありません。自分はどうすべきなのか。何が正しいのか。ほんとうのところはわかりません。

自分は徹底的に対策している。そう思っている時ほど、他人の行動が気になってしまうものです。
自分の中の正しさと違うことをしている人に出会った時。腹を立てたり、正しさを振りかざすのではなく、「一水四見」を思い出し、穏やかに安心して過ごしたいものです。
皆様、お互いに体を大事に過ごしましょう。