手は貸さず 金も出さない 口は出す
おはようございます。厚岸町吉祥寺斎藤章道です。
今月5月7日は『短歌の日』とのこと。そこで私も一首、上の句から
『手は貸さず 金も出さない 口は出す』
喪主を務めた男性が後日、こんな事を話されました。
親が亡くなった報せを日本各地に散らばる兄弟たちに連絡したところ「すぐには駆け付けられないから喪主として頑張ってほしい。それよりも葬儀の祭壇はどんなものにしたんだ?」 と聞かれたそうです。
金銭的な都合からこの程度の祭壇を頼もうと思っていると答えると、「俺たちの親なのに安上がりに済まそうとするな」と強く言われた為、兄弟たちに金銭的援助を求めると皆が皆「娘が今度結婚するから、息子が大学に入学するから」と様々な理由をつけ、望むような援助は得られませんでした。
ほかにも色々と言われ、疲れ切ってしまったとのこと。
そこから生まれたのが冒頭の『手は貸さず 金も出さない 口は出す』という上の句です。
我々は仏の教えを信じ実践するのが努め。その方法のひとつが『菩薩行』、救いを求める人々に手を差し伸べることです。
忙しくて手が足りないというのであれば、すぐに駆け付け行動による手伝いをする。
本当に必要なものに対してお金が足りないというのであれば、出来る範囲でそっと金銭的援助を行う。
相手が口うるさいと感じるだけの発言ならば、それを敏感に察知し口は慎む。
つまり『手を貸し 金銭的援助をし 相手を傷つけることは言わない』というのが菩薩行の実践のひとつなのです。
もしよろしければ皆さんも、まずは目の前の困っている人に手を差し伸べることを始めてみてください。
最後に下の句を付けて締めくくりにしたいと思います。
『手は貸さず 金も出さない 口は出す 逆さにすれば 菩薩のこころ』
斎藤章道


