受験
法話
2026/02/15
2026年02月15日放送
おはようございます。網走市法龍寺 加藤芳憲です。
本日2月15日は、お釈迦様のご命日をお偲びする涅槃会の日です。涅槃会当日にラジオでお話をさせていただくというのは、非常にありがたいご縁を感じます。
歴の上では春とはいえ、北海道ではまだまだ厳しい寒さが続くなか、子供達は受験シーズン真っ最中です。私事ですが、実は私の娘も今年受験生です。普段は明るい家庭なのですが、今は少しピリピリしている事が多いので、なるべく息をひそめて生活しているところです。
勉強が嫌いだという子もいると思います。つらいことも多いですが、その努力の中で、自分を信じる心や感謝の心が育つものだと思います。結果を待つ人、これから挑む人、そして支える家族の方々、様々な想いが交わる時期です。
お釈迦様の最後の教えの中に「自らを灯とし、法を灯として歩みなさい」という言葉があります。他人の言動に振り回されずに、他の誰でもない、自分の中の小さな光を信じて歩むこと。その光が、やがて道を照らしてくれるのです。
受験は現代の修行とも言えるかもしれません。いくら努力をしても、望み通りの結果が出ない場合もあります。どうしても合格、不合格を気にしてしまうものですが、他人と比べたり、結果に一喜一憂するのではなく、自分自身をよく見つめ、どれだけ真剣に向き合い、どれだけ誠実に取り組んだか、ということが大切です。それが仏の教えであり、修行です。
涅槃会のこの日に、子供達とご家族の皆様には、どうか焦らずに努力を信じ、穏やかな心で春を迎えられますようお祈りしたいと思います。
網走市法龍寺
加藤芳憲
加藤芳憲


