法話

ポッドキャスティング配信データ
ポッドキャスト番組
左のアイコンをiTunesのウィンドウに
ドラッグ&ドロップして登録できます。
iTunesのダウンロードはこちらから

四十九日

法話   2021/12/18
2021年12月18日放送

おはようございます。新ひだか町 禅祥寺 渡邊 邦顕です。
先日、あるお檀家さんから「何故四十九日のお参りをするのですか」と質問されました。そこで本日は四十九日について簡単ではございますが、お話をさせていただこうと思います。
人は亡くなると閻魔大王様などの、あの世の国の王様から七日ごとに生前の行いに関する様々な裁きを受けます。七人が七日ごとですので四十九日となるわけです。
一人目の王様は殺生について、二人目の王様は窃盗について、三人目の王様は不貞について、四人目の王様は虚言についての裁きを下します。四人目の王様までの裁きの結果を受けて、五人目から七人目の王様が、故人が極楽に行けるか、あるいは輪廻転生に戻るかを決めます。
故人が裁きを受ける日に合わせて「どうかあの世でより良い裁きの結果が出ますように」という願いを込めてお坊様がお経をお唱えする。
これが四十九日のお参りをする理由でございます。
 いままで四十九日と聞くと、漠然とお坊さんが家に来てお経を詠む、という風に考えていた方もいらっしゃるかもしれません。ですが、四十九日は故人が無事、冥土の旅を終える事が出来るように願う大切なご供養だったという次第でございます。もし四十九日のお参りに参列する機会がございましたら、両手を合わせて、故人が無事良い裁きを受けられますようにとお願いしてみてください。

新ひだか町 禅祥寺
渡邊 邦顕

最新の法話
2022年03月19日
 
2022年03月12日
 
2022年03月05日
 
2022年02月26日
2022年02月19日

一覧へ戻る