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愛語

法話   2021/07/17
2021年07月17日放送

おはようございます。函館市 大貫寺 長澤 隆光です。
本日は「愛語」というテーマでお話しさせていただきます。
私たち僧侶は毎日のようにお檀家さんのご自宅に伺い、お経をお唱えしご供養をさせて頂いています。その際にお檀家さんと世間話などもするのですが、ここ最近「なんもいいことないね」や「お坊さん、何かいいことあった」など、これと似たようなことを言われたことが何度かありました。今は悪いニュースが多く、世間の雰囲気が暗くなっているのかもしれません。お檀家さんが言った言葉にもそのことが表れていると思います。私はこの時、どのような言葉を返せばいいのかと、迷いながらお話をしていました。
曹洞宗の教えで「愛語」というものがあります。愛情の愛に語るという漢字で「愛語」と書きます。「愛語」ちは慈愛の心を持って相手に語ることです。慈愛とは親が子に注ぐ愛情のような心を指します。例えば、相手の良いところは褒めて、間違っているところがあるならやさしく諭す。これが「愛語」です。
先のお檀家さんとの話の時には、私は「今は皆さん大変ですからね」といったような共感の言葉は出るのですが、それ以上の何か前向きになれるような言葉は出ませんでした。今思うと私には「愛語」が足りなかったのではなかったかと反省しております。
日々の何気ない会話の中で「愛語」実践していくのは難しいものであり、直ぐにできるようなものではないでしょう。しかし、もし多くの人が「愛語」を実践していくことが出来れば、世の中が少しずつでもより良い方に向かっていけると私は思います。
今こそ「愛語」を大切にしていただけたらと思います。

函館市 大貫寺
長澤 隆光

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