看脚下
法話
2025/10/12
2025年10月12日放送
おはようございます。苫小牧市中央院 荒澤 道範です。
『看脚下』これは、中国の禅僧、趙州禅師の言葉とされ、「自分自身をよく見なさい、足元を確かめなさい」という意味として伝えられています。
私たちは、毎日忙しさや不安に終われ、気持ちが未来や他人ばかりに向かいがちです。しかしながら、本当に大切な事は、「今自分がどこに立っているのか」この事を知る事であり、目の前の事をおろそかにせず、ちゃんと向き合う事です。
生活の中の小さな事、例えば、朝のあいさつ、食事の一口、家族との会話、そうした「足元」にある日常こそ、実は本当に大切なものです。
そこに気づいたとき、私たちの心は少し軽くなり、前に進む力が湧いてきます。そして、その「足元」にあるものは、自分以外の人々により支えられている。この事に気づいたとき、自然と「ありがとう」という気持ちが湧いてきます。
今日、自分がここに立っていられる事、それ自体が実はありがたいことなのかもしれません。足元を見つめ、今を丁寧に生きる。その中に感謝の心を忘れずに過ごしていいきたいものです。
苫小牧市 中央院
荒澤道範
荒澤道範


