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玄関の忘れ物

法話   2021/06/19
2021年06月19日放送

おはようございます。北斗市 光明寺 富田 大輔です。
修証義というお経の中に「同事というは不違なり、自にも不違なり、陀にも不違なり。」とあります。同事とは、「同級生」の同に、「事実」の「事」と書いて「どうじ」と読みます。相手のことを思い、相手と同じ立場に身を置き、行動を共にするという曹洞宗の大切な教えの一つです。
私が住んでいる北杜市は函館から函館から車で約30分の場所にあります。のどかな田園風景が広がり、お互いに助け合う、支え合う姿が垣間見えます。
ある家へお勤めに伺った時です。その家は玄関がガラス戸で二重になっています。寒さ予防の為、北海道ではよく見かけます。最初のガラス戸を開けると、ゴミ袋が置かれていました。私は「これからゴミを出しに行くのかな?出し忘れたのな?」と想像しました。読経が終わり、お茶を頂く際に尋ねました。「玄関にゴミ袋が置かれていました。私が帰りに出しましょうか?」すると予想もしない答えが返って来ました。「あのゴミ袋は隣の家の方が持って行ってくれますから、そのままに「していても大丈夫です。雪掻きをしていただき、さらにゴミ袋まで出してくれるのですから、大変ありがたいです。」
冬は吹雪の時や、路面がツルツルと滑る時もあります。ゴミステーションまで例え10メートルしかなくても足元へ危険でいっぱいです。相手のことを思い、相手と同じ立場に身を置き、行動を共にすることが「同事」です。毎日のゴミ出しを手伝う。私にできるだろうかと自問自答しました。

北斗市 光明寺
富田 大輔

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