言の葉
法話
2020/05/09
2020年05月09日放送
おはようございます、赤井川村 大聖寺 小山田光樹です。
今年に入り新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、生活や感染への不安。その影響による不要不急の外出やイベント等の自粛によって皆様も多大なストレスを感じていることと思います。
そうすると自分の気持ちの余裕が無くなり、ついつい言葉遣いがが荒くなって相手を傷つけたり嫌な気持ちにさせてしまします。仕事場でも頭ごなしに「そんなものではダメだ!」とか、家庭でも「余計なことしないで!」などと強く当たってしまい相手に対する思いやりが無くなってしまうのです。皆様はどのような言葉遣いで普段を過ごしておられますか?
禅の教えに、「親言は親口より出づ」という言葉あります。これは「本当に良い言葉というものは、まごころのある真実の人の口から出るものである。」ということです。どんなに偉い人でも、どんなにイライラしている人でも相手に思いやるまごころを持っていれば、自然と優しい言葉で相手に想いを伝えられるものです。日頃つい腹を立ててしまい相手を見下すような言い方をしてしまうことや、文句ばかり言ってしまうことがあると思います。そういうときは、一度心を落ち着かせ、相手の立場になって物事を考えるように心がけてみましょう。そうすると自分がどんな言葉をかけられたら嫌な気分になると気付けると思います。
現代社会じゃストレスも多く、大変な世の中ではあります。
皆様も自分を見つめ直し自分本位にならず、常に相手を思いやる心を忘れずに普段の生活を過ごしていきましょう。
赤井川村 大聖寺
小山田光樹
小山田光樹