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布施ー無欲の行いー

法話   2019/05/25
2019年05月25日放送

おはようございます、小平町 興聖寺 仙石景章です。
今朝は、布施のお話をさせていただきます。
修証義というお経に、其の布施というは貪らざるなり、と説かれています。自分のいちばん大切なものを与えることを喜びとする、これが布施の行いです。
アメリカの小説家、O・ヘンリの作品に、「賢者の贈り物」という短編小説があります。
貧乏暮しの若い夫婦、デラとジムが相手へのクリスマスプレゼントのために、自分のいちばん大切なものを手放すお話です。
彼ら二人には、それぞれ自慢にしている物がありました。デラは美しい褐色の長い髪、ジムは鎖のない金時計です。
ジムは、クリスマスプレゼントに、デラの欲しがっていた鼈甲の串を買って、デラが待つ家へ帰りますが、彼女の髪の毛は短く切られていました。それは、ジムの金時計に付ける鎖を買うために、街のカツラ屋に、髪の毛を売ってしまったからです。
そこでジムはこう言いました。「きみの櫛を買うのに、金がいるので、時計は売っちまったんだ」。
彼らの無欲の行いも、布施の実践といえるかもしれません。
因みに、臓器移植の提供者をドナーといいますが、布施を意味するインドの言葉ダーナと、其の語源が同じであるといわれます。まさに、見返りを求めない、無欲の行いとしての布施そのもの、といえます。
わたくし事ですが、お檀家さんから、様々なお布施をいただきます。自分は
それに相応しい行いをしているだろうか、自らに問うている毎日です。

小平町 興聖寺
仙石景章

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