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平和について考える

法話   2019/02/09
2019年02月09日放送

おはようございます。室蘭市 大善寺 有田北斗です。
まもなく平成の三十四年間が終わり、新しい元号が始まります。
新たな元号は、元号は、自然災害や世界情勢という現代の不安を反映し、平和への願いが込められた文字が選ばれるのはないかと思います。
あるテレビ番組で、平成生まれの若者100人にアンケート調査を実施した結果、終戦記念日を知らないという人が、半数以上の54名もいたようです。昨年、天皇として迎えた、最後の全国戦没者追悼式で、陛下の「おことば」のなかには、「戦後の長きにわたる平和な歳月に思いを致しつつ」という新たな表現が盛り込まれました。戦没者を悼み、平和を願い続けた陛下の思いの表れといえます。しかしながら、戦争の経験を持たない私たちは、何を基準に平和について考えるべきなのでしょうか。
太平洋戦争で、最も無謀といわれたインパール作戦。ビルマから大河を渡り、山岳地帯の道なき道を進み、インドにあるイギリス軍の拠点インパールを攻めるという計画です。この計画ではおよそ、一万人の兵士が命を落としました。
現在の日本の目覚ましい復興には、このように戦争で悲惨な思いをした人がいることを忘れてはならないと思います。全国戦没者追悼式には、いつもお花しかお供えされていません。私の願いは、お腹いっぱいになるだけのたくさんのお米をお供えして欲しいと思います。それが、どれだけの人たちにとっての供養になるのではないかと思います。
歴史を忘れた時、人間は重大な過ちを犯します。歴史を学ぶということは、供養の気持ちを形に現すことから始まるのではないでしょうか。その気持ちが平和につながっていくのではないかと思います。

室蘭市 大善寺
有田北斗

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