「無常御詠歌」
法話
2018/12/15
2018年12月15日放送
おはようございます、札幌市 峯光寺 小野隆見です。
今年も残すところ、約二週間となりました。
相変わらず一年間というものは早いなぁと感じております。
世の中のあらゆるものは常に移り変わっている。
その儚さを、水辺に生息する鳥のくちばしから飛び散る水滴に写る月に例えられた道元禅師の和歌が、御詠歌にもなっております。
本日はその『無常御詠歌』というものを、お唱えさせていただきます。
世の中は 何にたとえん水鳥の 嘴(はし)振る露に 宿る月影
移り変わり儚いからこそ、大切なことも見えてくる。
今年の残り二週間も、大切に生きてゆきましょう。
札幌市 峯光寺
小野隆見
小野隆見