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「光陰虚しく度ること莫れ」

法話   2017/05/27
2017年05月27日放送

私達曹洞宗の僧侶が、毎朝のお勤めで読むお経に「参同契(さんどうかい)」というお経があります。
このお経は唐の時代の中国のお坊さんが書いたお経ですが、このお経の最後の一節に「光陰虚しく度ること莫れ」という言葉があります。
日本にも「光陰矢の如し」という言葉があります。
光陰とは月日、つまり時間の経過の事を言うのですが、時間というのは、実に不思議なもので、同じ長さであるはずの一時間という時間も「皆さん、今から一時間黙って正座をして下さい」となると非常に長い一時間になりますが、友達と楽しくおしゃべりをする一時間はあっという間に過ぎ去ってしまうものです。
私達はよく「時間だけが空しく過ぎて行く」という表現を耳にしますが、考えてみますと、時間が過ぎるのに空しいとか空しくないという事はなく、過ぎて行く時間を私達が空しく過ごしたり、有意義に過ごしているのです。
その時によって長く感じたり、短く感じたりする時間。
過ぎ去ってしまうと、あっと言う間に感じられる時間。
そして過ぎ去ってしまうと二度と自分の元に戻って来る事のない時間。
この貴重な時間を私達は今日までどの様に過ごし、今日からどの様に過ごして行けば良いのでしょうか。
今日は五月の二十七日です。
ついこの間年が明けたなぁと、思っていましたら、今年もすでに五ヶ月が過ぎ去ろうとしています。
北海道はこれから夏に向かって一年で一番良いシーズンを迎え様としていますが、今年も残す所あと七ヶ月。
年越の準備にはまだまだ早いと思いますが、私は「光陰矢の如し」「光陰虚しく度ること莫れ」この二つの言葉を今年下半期のスローガンとして今日から過ごしてまいります。

札幌市 常禅寺
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