「仏縁」
法話
2015/12/26
2015年12月26日放送
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今年もあと数日を残すのみとなりました。
新聞やテレビでは、今年の十大ニュースがあれこれと選ばれているようです。
皆さんのお家では何を選ばれたでしょうか?
我が家にとって一番の出来事は、何といっても、先代住職でもある「父」が亡くなったことです。中標津郊外の開拓村のお寺で生を受けた父は、十四歳で故郷を離れ、小僧さんとして修行僧となり、以来、八十七年間、み仏様と檀家の皆さんのご先祖供養を第一として生きてきました。
父が亡くなって以来、多くの方々が、その人柄や思い出を語ってくれました。誰もが、父の優しく、他人への思いやりに溢れた人間性と、悩み、苦しんだ時、その言葉と教えに、どんなにか救われたかということを、懐かしく噛み締めるように伝えてくれました。遺された母や、私たち子供、孫たちにとって、あらためて父を慕う気持ちが込み上げてまいりました。
曹洞宗の経典である修証義の教えに、私たち仏教徒が実践すべき四つの教えがあります。
一つ目は「布施」といって施しの実践であり、二つ目は「愛語」といって、慈愛の言葉の実践。
三つ目は「利行」といって、人助けの実践。四つ目は「同事」といって相手の立場に立った教えの実践です。
そのどれもが、仏教徒としての大切な実行すべき教えであると示されております。
父は、僧侶として、その教えを道しるべとして、佛縁深き方々と共に生きてきました。
新年を迎えるにあたり、あらためてその生涯に思いを馳せ、自分たちの縁(よすが)としていきたいと、思いを強くするこの師走です。
皆様方の新年のご多幸とご健勝をお祈りし、本日の法話と致します。
芦別市 永昌寺
梅田 正孝
梅田 正孝
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