2013年1月26日放送
法話
2013/01/26
2013年01月26日放送
毎朝、学校近くの横断歩道に立って、通学する児童の安全を見守る交通安全指導員の方を見かけます。暑い日も寒い日も、雨の日も風の日も、いつも笑顔で通学する子供達に「おはよう」と元気よく声をかけ、子供達も笑顔で「おはようございます」と答える。笑顔のあるそんなほのぼのとした光景に出合いますと、まわりの者まで笑顔にさせ、その日一日の良きスタートを感じるものです。
笑顔っていいですね。笑顔には、人を元気にさせたり、幸せな気持ちにさせたりする素晴らしい効果があります。
みなさんは、笑顔のある毎日を送っていますか?苦しい事、悲しい事、嫌な事など、いろいろあり、笑顔を忘れていませんか?ちょっとしたことで腹を立てたり、なんでもないことでくよくよしたりしていませんか?
今年届いた年賀状の中にこのような言葉がありました、「一笑一少、一怒一老」、一つ笑うと歳が少し減り若返り、一つ怒ると歳が増えて老けるという意味の言葉です。世の中は何かと忙しなく、どこかいわれのないイライラや不安に満ちあふれているように思えます。そのようなイライラや不安が、笑顔を忘れさせているのではないでしょうか。慌ただしく忙しない世の中ですから、なおさら、イライラしたりくよくよしたりせずに、笑顔になりませんか。怒って老けるより、一つ笑って一つ若返りましょう。
「ほほえみはほほえみをよぶ春の風」という句がありますように、他人からの微笑みに対しても、微笑みで返せる人になれば、こんな素晴らしい事はありません。
栗山町 大聖寺
萩野 佳記
萩野 佳記