法話

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2013年1月19日放送

法話   2013/01/19
2013年01月19日放送

私たちの人生の中では、様々な出来事が訪れます。楽しいことや悲しいこと、10人いれば10人の人生模様があることでしょう。お経の中にこのような話がございます。
ある家に、ひとりの美しい女が、着飾って訪ねてきました。
その家の主人が、「どなたでしょうか。」と尋ねると、その女は、「私は人に福を与える福の神です。」と答えました。
主人は喜んで、その女を家に上げ、手厚くもてなしました。
すると、その後から、粗末な身なりをした醜い女が入ってきました。
主人が誰であるか尋ねると、「私は貧乏神です。」と答えました。
主人は驚いてその女を追い出そうとしました。
すると女は、「先ほどの福の神は私の姉です。私たち姉妹はいつも離れたことがございません。私を追い出せば、姉もいなくなることになります。」と主人に告げ、彼女が去ると、やはり美しい福の神も家を出て行ってしまったのでした。

諺に「禍福は糾(あざな)える縄の如し」という言葉があります。
意味は、災いと幸福は、寄り合わせた縄のようにかわるがわる来るものだ。幸福と不幸は表裏一体のものだ、ということです。
私たちの人生には、生があれば死があり、良いことがあれば、反対に悪いことが起こります。私たちは、災いを嫌って幸いだけを求めてしまいます。しかしながらお経では、人生には幸いと災いとの両方があることを受け止めて、そのどちらかのみに執着し、求めてはならないと説いています。
どちらにも振り回されないよう、人生をしっかり見つめて歩んでいきたいものです。

恵庭市 大安寺
押見 俊哉

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