法話

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2013年1月12日放送

法話   2013/01/12
2013年01月12日放送

「歳月は人を待たず」新たな歳を数え皆様方はどのような願いを立てましたでしょうか。
昨年は、まだ記憶に新しいオリンピックやiPS細胞の研究といった様々な感動を頂きました。その感動を感謝に変え、自己の感性向上に繋げたいと思います。
私達が、日頃唱えるお経に『修証義』(しゅしょうぎ)という経典があります。我らが道元さまの『正法眼蔵』(しょうぼうげんぞう)を底本として編纂・軽装化された経典であります。その冒頭『生を明らめ死を明らむるは…云々』とあり、「生と死、所謂、命ということを明確に…」と始まります。『正法眼蔵』の中では、その前後に、善悪の定義と、意(こころ)と行いについて深く諭されます。善とは物でも命でも活かし、喜ぶこと。悪とは自他を殺し、悲しませることです。曰く『悪を為さず、善を行ぜよ』『善悪は三歳の子供でも知り得るも、八十老翁とて行い得ず』と。簡単な言葉でありますが、自分は三歳の子供より正しいと考えてはいけない。純粋であった意(こころ)がいつしか歪んではいないか、輝かしい眼差しを失ってはいないか。「今の自分」の立場でしか考えられない見方を正していきます。
更に、曰く『一法を通ずるものは万法を通ず』と。オリンピック選手の皆さんは、どれ程、辛い思いと厳しい鍛錬を重ねたことでしょう。ひたすらに「一」を磨き、百不当の壁を乗り越え、一つ一つを窮め尽して、夢の舞台に立つからこそ、感動のドラマが生まれたに違いありません。純粋で豊かな感性と、地道且つ、ひた向きな姿勢こそが、新たな「命」を生み、そして、明るい未来が拓かれるものと信じます。
悩み、苦しみも向上の一つ。
「意(こころ)、行い」のあり方が、そのまま、「命」のあり方なのです。

室蘭市 安楽寺
軽部 文弘

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