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2011年11月5日放送

法話   2011/11/05
2011年11月05日放送

今年6月、私のお寺に男の子が産まれました。 産まれた瞬間、か細い声でおぎゃーおぎゃーと泣き、一生懸命に呼吸をして生きようとするその姿をみたとき、改めて命の尊さを感じました。
人の命は、親から子へ、そして孫へと、次々と命のたすきが引き継がれ、どの一人が欠けても存在しない奇跡のようなものだと思います。 この世に誕生して、生きて、死んでいく。これが私たちの人生ですが、この命は授かったものです。この世に人として生まれて、授かった命を生きているのです。
人として生まれてくるのはなかなか得がたいことです。 お釈迦様はこの得がたさを、「ヒマラヤの頂上から糸を垂らして、海の中にある針の穴に糸を通すようなもの」とたとえられました。それだけ、人として魂を宿す事は奇跡のようなものです。
そんな得がたい命を自分の都合で奪ったり、また自分自身で絶ったりする悲しい出来事が昨今増えています。 生きていく人生の中には、生、老、病、死のように苦しいことがたくさんありますが、だからといって歩みをとめたり、後戻りしたりすることはできません。 苦しみや障害にもくじけず、それを乗り越えていかなければなりません。授かった大切な命を、ろうそくの火が燃え尽きるように、臨終のその時まで生き抜くことが大事なのです。
人生は、誰にも代わってもらうことはできません。二度とやり直しのきかない、一回限りの人生を誰もが生きているのです。 この身が、たとえどんな境遇にあっても笑顔で、やさしい心を持ち続け、共に人生を楽しく生きたいものです。
人は生まれながらに仏であります。我が身ながらに尊いことです。生まれながらにそなわった仏心を生かしていきたいものです。

美唄市 大円寺
岡田 倫尚

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