行事報告

第24回 禅をきく会

行事報告   2010/10/06

  日時:平成22年10月5日(火)午後6時開演~午後8時30分終了
  場所:札幌パークホテル
  講師:教化センター布教師 江差町 正覚院 松村 俊昭 師
      山形弁研究家(タレント) ダニエル・カール 氏
       参集者・700名(スタッフ、関係者は除く)

 以上の要綱で「禅をきく会」札幌会場は開催されました。

 異常気象で長かった夏が突然終了。札幌の街は既に晩秋の冷え込みに包まれておりました。 前日(4日)までぐずついた天気が続き、当日の天候が心配されましたが、朝には雨もあがり、久し振りの好天に恵まれした。

 ここ10年間ほど、11月初旬に開催していた当会を一か月早めての開催。 たまたま、達磨忌の正当に開催されるという巡り合わせと、本庁企画研修課で作成のポスター・告知はがきが、達磨図であることを大いに慶ぶとともに不思議な縁を感じました。 

 天候・講師に恵まれたせいもあり、開演前より大勢の参加者が訪れ、開会と同時に満席になりました。翌日(10月6日)センターは、朝から前日の講演に対する反響の電話が鳴り響いていました。 「とても勇気づけられました」「ポスターのダルマさまってどんな人物なのでしょうか」 「とても楽しく過ごすことができました」「生きる希望を持ちました」等々の内容でした。 普段、本庁と道内寺院関係、あとは間違い電話ぐらいで一日数本しかこない事務所では異例の電話の数。これまで、このように直接電話で感想を受けたことがなかったので、これは驚くべきことでありました。

  内容は、松村俊昭老師による「豊かさの中で、今大人たちは」と題しての講演。 師は、「町おこし」のパイオニアとして、その世界にはよく知られている異色の布教師です。町おこしと人づくり、大人が大人(だいにん)となるためにどのように生きなければならないのか、ということを豊富な経験と知識を通して熱弁されました。また、師は先人の智慧や知識に学ぶことの大切さ、古き日本の良さを敷衍されました。 椅子に座ったままでの坐禅に続き、ダニエル・カール氏は「がんばんべェ、おらの大好きなニッポン」と題しての講演。 ユーモアを交えた軽妙な語り口で、日本の国の良さを称え、日本人の持っている精神性と道徳観の高さを強調されました。聴衆は笑ったり、感心したり(氏の漢字の知識に)、すっかり、氏の山形弁に引き込まれました。 両氏の講演内容が、大変ポジティブな内容であったためか、閉演後もなかなか聴衆がひかず、それぞれ講演の内容を噛みしめているようでした。

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