法話

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2010年9月25日放送

法話   2010/09/25
2010年09月25日放送

刑務所で俳句の指導をしている師匠が、「あいつはもう大丈夫だ」と興奮気味に帰ってきました。「方丈さんどうしました」と尋ねますと、「若い収容者が詠んだ句に、すばらしいものがあった」
その句というのは「この手もて、犯せし罪の愚かさや」という句でした。師匠は大いに感激をして、どんな気持ちでこの句を詠んだのか、聞いてみたところ「寝苦しい舎房の中で、子供の頃の母親の記憶がよみがえってきました。楽しかったことやつらい思いをさせた事。
そして、自分が何をしてきたのかを考えているうちに、とめどなく涙が溢れてきました。
それからというものは、農作業をしていても、周りの木々の緑も、小鳥のさえずりも、風の音さえも、みんな私に何かを語りかけてくれるような気がして、晴れ晴れとした気持ちになれるようになりました。そして今日、先生の教誨を受けて、この句が浮かびました。」とのことです。
大本山永平寺をお開きになりました、ご開山道元禅師は「峰の色 渓(たに)の響きも みなながら、わが釈迦牟尼の声と姿と」このようにお示しでございます。 私たちの周りにある天地自然、すべてのものが語りかけてくれるのです。 それは、お釈迦さまの心であり、徳であり、教えです。 つまり、私たちの心が素直であればこの事をしっかり受け止める事が出来るのです。 自然を大切に、互いに心を磨きあいながら、生きていきたいものです。

北斗市 七宝寺
油井 清量

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