行事報告

平成20年度 北海道管区青少年教化指導者研修会

行事報告   2008/11/27

11月25~26日、札幌市中央寺において標件研修会が開催されました。(受講者45名)

 我々宗侶の多くは、修行中に眼蔵会・傳光会等々の「本講」を拝聴する機会に恵まれております。
しかしながら、慢性的な睡眠不足に悩まされる雲水には「眼蔵は毛穴からも入る」ということばに象徴されるように、「眼」が「眠」に変化することは、半ば公然の事実となっております。
この悪癖がいつまでも抜けきらず、現職研修や布教講習というと、受講生の多くは毛穴が全開になりがちであります。しかし、この青少年教化指導者研修会だけは、眠る暇がありません。受講者が全員実演をしなければならないというプレッシャーもさることながら、常に語る側も聴く側も互いに真剣勝負をしている感があります。
 今回、主任講師は特派布教師弘海明道老師(滋賀県常栄寺住職)。飄々とした風貌のいかにも古叢林然とした方であります。老師は主題講話で、布教伝道の心構えについて、ご自身の長年の特派布教師としての経験談を基に熱く語られました。また、全体講評では、受講者の実演に的確な講評とアドバイスをされました。更に、熱心な受講者の態度に感激され、涙ぐまれておりました。

 また一般講師として、HBC北海道放送ラジオパーソナリティーの久保田泰弘氏(YASU)が講演。
平素のラジオ番組の裏話。氏は『話を発展させる方法』として『相手の話を否定してみる』という手法を紹介されておりました。話を聞いていて、「即非の論理」を思い出しました。結論として、「自らが楽しむこと。本当のこと、心から思っていることを言うこと。」を挙げられ、高倉健さんのトーク番組を聞いて、その訥々としたことばに大変感動させられたことを紹介され、「真実のことばこそが、相手にもっとも良く伝わることばである」というお話が大変印象深いものでありました。法華経には「仏語は実にして虚ならず」とあるとおり、わたしたちは常日頃、真実を語る者でなければならない、と改めて心に誓うものでありました。

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