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大地に生きる

法話   2020/02/15
2020年02月15日放送

おはようございます、士別市 玉法寺 坂野亮宗です。
本日二月十五日はお釈迦さまが八十歳の生涯を閉じられた日、涅槃会と申しまして各地のお寺では法要が営まれます。
ご本堂に涅槃図という掛け軸が掲げられ、そこにはお釈迦さまが二本の沙羅双樹の木の間に横になられた最後のお姿が描かれております。
ある時、ふと気がついたことがございます。
お釈迦さまがお生まれになったのは、たくさんの樹木が生い茂り、花が咲きほこる花園でした。母親が香りの良い美しい花を咲かせた木の枝を手に取ろうと、右手を差しのばした直後にお生まれになられました。
また、お悟りをひらかれたのは、菩提樹の木の下で身を真っ直ぐにしてしっかりと足を組み、坐禅をされていたときのことでした。
お気づきになりましたか?すべてが地球の大自然の中、大地のうえでの出来事です。
それでは、今私たちが立っている場所はどこでしょうか?北海道なのか日本なのか地球なのか、それとも宇宙のうえなのでしょうか?どれも間違いではありません。
以前ご老僧にこのように問われました。
「忍耐とは?一言で答えなさい。」。
私が答えにつまっていると、「動じないこと。」とだけおっしゃいました。
現代社会は、自分を一番として、共に生きることを忘れ、そのわがままで自分も他人もこころが不安でいっぱいになっています。
お釈迦さまは私たちと同じ人間として地球の大地に生まれ、悩み、苦しみのなかにおいて、共に存在を生かし合う真実をお示しくださいました。
母なる大地にどっしりと腰をおろして、自分自身のこころの立ち位置をしっかり見つめること、それがどんなときも揺らぐことなく生きることだと思います。

士別市 玉法寺
坂野亮宗

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