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自然とともに歩む

法話   2019/12/14
2019年12月14日放送

おはようございます、佐呂間町 真光寺 真如晃人です。
十二月十四日、今日は「南極の日」です。一九一一年の今日、ノルウェーの探検家、ロアール・アムンゼン氏が四人の仲間と共に、人類で初めて地球の最南端、南極点に到達したことを記念する日です。

私たちは毎日、今この瞬間も自然に包まれて生きています。自然は四季折々の美しい景色を見せてくれることもあれば、悲しく、恐ろしい災害を私達にもたらすこともあります。

私達は常に自然との上手な付き合い方を探してきました。南極点に徒歩で向かうことは、自然を征したいという気持ちもあったでしょう。また、極端な例では、台風にミサイルを撃ちこんで消す研究、地中を調べて地震を止める研究など、自然を完全にコントロールする方法を探し続けています。

その一方、私の地元に二千数百年前の遺跡があるのですが、その中には、自然へのおそれ、畏敬の念から、自然の恵みに感謝の祈りを捧げていた可能性を示す跡も出土しています。遠いご先祖様もきっと、40℃近い暑さや、家が埋まるほどの大雪と共に暮らす日々があったのでしょう。

自然をコントロールしたい、災害を消し去りたい。私自身もそういう気持ちは確かにあります。それと同時に、収穫時期にやまない雨や、時化で幾日も海に出られない風の中にいると、昔の人たちと同じような自然へのおそれ、畏敬の念も感じるのです。

自然の中に生きて、というよりも生かされている自分を感じる時、「コントロールしてやろう」ではなく、同じこの時、今を、切磋琢磨しながら「共に生きる仲間」として見つめることが大切ではないでしょうか。

人と人とのお付き合いも同じことかもしれませんね。

佐呂間町 真光寺
真如晃人

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