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「元気よく、おはようございます」

法話   2018/11/24
2018年11月24日放送

おはようございます、留萌市 正林寺 傳法智道です。
ある日、お檀家さんの家に月参りでお伺いした際、「住職さんはいつも大きな声でおはようございますと元気に挨拶して入ってくるから、気持ちがいいわ」と言って頂いたことがあります。
挨拶は禅の言葉で問答を意味します。「挨」も「拶」も詰め寄る、迫るという意味で、師匠も弟子も相手の力量を推し量り、未熟なら打ち捉えられ寺を追い出されたり、負ければ住職でも寺を追われてしまう真剣勝負が本来の禅問答です。禅の世界で言う挨拶は、いわゆる一般的なアイサツでは済みません。
それほどでなくても、最近は家族にでさえまともに挨拶ができない人が増えているようです。挨拶の基本はオアシス運動にもあるように、オはよう、アりがとう、シつれいしました、スみませんです。こんなにも単純な言葉が時に応じてスッと出てこなくなった社会や学校、家庭はどこかでぷっつりと絆が切れてしまい、お互いを尊重し合い認め合う何かが欠けているのです。新聞やテレビを見ると世間では思わず目を背けたくなるような事件が連日、あちこちで起きています。
よく心さえあれば、言葉や行為は二の次だといわれることもありますが、残念なことに心は言葉や行いを通じてしか伝わりません。
また、形より心だということもいわれますが、心は形に込めた方がより伝えやすくなります。オハヨウを例にとってみても、朝はオハヨウと決まっているから、どこでも誰とでも朝の爽快感を分かち合えますが、何を言っても良いということでは言葉を悩んでいるうちに時期を逸してしまいます。
時期を逸せず、いつの間にか絆がぷっつりと切れてしまったということがないよう、そして互いに尊重し合いわかちあう「共生き」を実践していく為にも今日からまた始めていきましょう。家庭や学校、職場にてまずは元気良く「おはようございます。」

留萌市 正林寺
傳法智道

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