法話

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『願い事を叶える』

法話   2018/06/02
2018年06月02日放送

おはようございます。士別市朝日町弘濟寺藤村克宗です。

早いもので新しい歳を迎えてもう半年が経とうとしています。私の預かるお寺では正月三ヶ日を皮切りに節分や初午など二月の半ばまで数回の御祈祷法要が続きますが、御祈祷を希望される方は「なるべくご自身が法要に参列してください」とお願いしています。

そんな中、健康祈願を申し込まれた八十代の渡辺さんという女性の方は、ご自宅がお寺から遠く、どうしても参詣できなかったため、私は法要の翌日に御札と御守りを届けに伺いました。すると、とても申し訳なさそうにその御札の包みをしっかりと両手で握りしめ「方丈さん、幸せを届けて戴いてありがとうございます。これで今年一年、頑張れる氣になれます」と言って喜んでくれたのです。

御祈祷をして戴き、御札や御守りを手にすれば私たちはその願い事が叶うかのように思ってしまいがちです。しかし、例えば交通安全の御祈祷をして交通事故が全く起きなくなるのであれば、誰もがそうしますし、この世から事故は無くなるでしょう。御祈祷は願い事を叶えて下さろうとする佛様の慈悲の御心と、それを信じて祈る自らの心を重ね合わせて日常を生きることが重要なのです。

渡辺さんは健康祈願をしたから健康になれると思ったのではなく、「身體健全」と書かれた御札を「幸せ」と感じ受け取ってくれました。そして幸せを戴いたのだから、今年一年「健康」で過ごせるように自らが精進しようという氣になってくれたのです。信じて祈る、そして行い続けることで願い事を叶えらるのは他ならぬ自分自身なのです。

2018年6月2日

士別市朝日町弘濟寺
藤村克宗

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