行事報告

北海道土地改良区(水土里ネット北海)主催   曹洞宗北海道管区教化センター共催   平成24年度 クリーン・グリーン作戦 (駒澤大学付属岩見沢高等学校地域緑化 運動)

行事報告   2012/09/08

開催日時:9月7日 午後1時~3時
 参加者:駒澤高校生徒180名・教職員15名・土地改良区、植栽作業員16名
      曹洞宗婦人会会員5名、教化センター役職員3名

今年で7回目となる、「北海幹線用水」の岩見沢市の緑化・美化運動が9月4日、岩見沢市疎水公園で開催されました。この北海幹線用水は、北海道空知支庁管内の中空知及び南空知地域の赤平市、砂川市、奈井江町、美唄市、三笠市、岩見沢市、栗沢町及び南幌町の8市町を流下しています。
延長は約80kmあり、日本で最長の農業用水路でもあります。広大な石狩平野が日本一のお米の生産地となり得たのは、この水路のお蔭でもあります。岩見沢市は市内を横切るこの幹線用水上に、親水公園を設置し、この水路の間近を通る駒澤大学付属岩見沢高等学校と水路を管理する土地改良区が協力して、クリーン・グリーン作戦と銘打ち、地域美化運動を開始。平成18年度より、教化センターも参加し、緑地帯へ植栽活動を行っております。
地元の岩見沢市を始め北海道全体としても、地域美化運動に高校全体で取り組んでいる例は無く、駒沢高校の活動は大変高く評価されております。また、高校生が自ら植栽し、清掃美化することによって、郷土愛と環境保護への啓蒙の大きさは計り知れないものがあると考えております。
今年の冬、岩見沢市は降雪累計が1,039cm、積雪は1月16~17日に182cmを超え、測定不能と成り、雪害に苦しみました。元々、豪雪地帯として知られる地域では御座いますが、地元の人々も驚くほどの降雪でした。しかし、以前、私たちが植樹・植栽した樹木は多少の被害はあったものの、元気に成長しおりました。
今回はことのほか残暑が厳しい中では御座いましたが、曹洞宗婦人会北海道地区の理事・評議員さんらの有志も参加し、生徒たちとともに汗を流しました。
岩見沢高校は今年度より生徒募集が無く、事実上の廃校措置が進められております。ここまでグリーン・プラン活動を続けることができたのは、高校とのタイアップがあったためです。あと2年で高校は廃校となり、この活動も来年度で最後かと思われましたが、岩見沢市内のめぐみ幼稚園(園長:禅洞寺住職 渡辺文英老師)が、「高校廃校後は幼稚園児とともにグリーン・プランをしましょう」と申し出てくださり、この活動の今後の展望に希望をもつことができました。

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